太陽光発電について
太陽光発電は、第6次エネルギー基本計画に定められた2050年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)達成のための基幹技術であり、国連の定めた持続可能な開発目標(SDGs)達成のためにも必要不可欠です。 本研究室では、この目標を達成するため、新潟大学が2022年4月に設立したカーボンニュートラル融合技術研究センターをはじめとする学内の他研究室、国内の大学・国公立研究所・民間企業、さらには海外機関と連携して太陽電池と太陽光発電の研究を推進しています。研究室配属を希望する学生諸氏へ
国内から多くの太陽電池メーカーが撤退しましたが、研究を継続することの重要性には何等変わりありません。今、何故、半導体不足になって、多くの産業で問題が生じているのか、その理由を考えてみて下さい。 太陽光発電は日本のエネルギー安全保障の根幹をなす技術です。この技術を若い人が継承していくことが、将来の日本のために、そして世界のエネルギー・環境問題を解決するために何より重要です。求める学生像
- 電気回路、電子回路、電磁気学といった電子情報通信プログラムの基本的な科目を履修していることが望ましい。
- 電子物性工学、電子デバイスといった太陽電池の動作原理を理解するのに必要な科目を履修していることが望ましい。
- 実験のセンスがあること。少なくとも、実験が好きであること。
博士前期課程進学希望者を歓迎します。 博士後期課程進学希望者はさらに歓迎します。 他大学からの進学者、社会人学生、留学生も歓迎します。 研究室見学を歓迎します。 研究室ミーティング:週1回、論文輪講:週1回 積極的な学会発表を推奨します。 大学院生は、原則として国際会議で発表し、望ましくは英語で論文執筆できるように指導します。
教授 / Professor
増田 淳(ますだ あつし)/ MASUDA, Atsushi Deputy Director, Interdisciplinary Research Center for Carbon-Neutral Technologies, Niigata University 新潟大学研究推進機構カーボンニュートラル融合技術研究センター センター長 兼務略歴
- 2020年4月~
- 新潟大学 自然科学系 教授 着任
- 2018年10月~2020年3月
- 金沢大学ナノマテリアル研究所特任教授(兼務、クロスアポイントメント制度)
- 2005年3月~2020年3月
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 研究チーム長、連携研究体長、副研究センター長
- 1996年4月~2005年3月
- 北陸先端科学技術大学院大学 助手
最終学歴
- 1996年3月
- 金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻博士課程修了 博士(工学)
担当授業科目(2023年度)
- 工学部工学科電子情報通信プログラム 物理工学IV
- 大学院自然科学研究科電気情報工学専攻電気電子工学コース 前期課程:電子光デバイス特論、後期課程:太陽光発電工学特論